徒然なるままに、書き物の練習として使い始めてみる。

今日は昼前から小雨がしとしと降り始め、今年初めてカエルが庭で鳴いた。
娘が見たいと言うので、ドアをガラガラ開けて、雨で濡れた庭に降りた。
いるかなぁ、と、草むらに狙いを定めて、手で払ってみる。何回か試してみたが、出てこない。

カエルさんおうちに帰ったかな。

諦めて家の中に入ろうとすると、開け放した窓から眼をこらしていた娘が、あ、いたよ、と指を指した。

振り向くと、先ほどの草むら近くのフェンスに、アマガエルがへばりついていた。
コンクリート色の迷彩柄に変色していたので、庭にあるコンクリート付近の住人なのだろうか。
何か食べたばかりなのか、お腹が膨れていた。

カエルいたぞ、と、娘と二人で盛り上がっていると、カエルが嫌いな妻がそれを覗きに来て、悲鳴を上げて逃げた。

わざわざ見に来るとは、本当は好きなのではないだろうか。

娘と二人、小雨がしとしと降る庭と、動かないアマガエルを観察した。

今日はそんな日だった。